株式会社エー・ピーカンパニー(本社:東京都港区、代表取締役社長:米山久)の運営する「やきとりスタンダード 帯広店」では、北海道唯一の地鶏である『新得地鶏』を、地域の皆様にこそ親しんでいただく機会を作りたいと考え、焼鳥串の販売を開始いたしました。
流通する鶏肉の中で、わずか1%の貴重な存在の地鶏ですが、では、新得地鶏とはいったいどのような地鶏なのでしょうか?
新得地鶏
2006年に誕生した新得地鶏は、北海道で唯一の地鶏です。
通常の地鶏の定義では、孵化日から75日以上の飼育が必要で、かつ28日齢以降は1㎡あたり10羽以下の平飼いがJAS規格で規定されている中、新得地鶏は1㎡あたり3羽以内の平飼いで、手間暇をかけ、のびのびと健康に120日以上飼育し出荷されています。(参考:ブロイラーの飼育期間は50日程度)
よく運動し、ストレスなく育った新得地鶏は、歯ごたえよく、脂には強い旨みを感じられます。鴨のような赤味を帯びた肉が特徴的です。
当社では宮崎県や鹿児島県でも契約農家さんに地鶏の生産をひよこから行ってもらっていますが、ひよこは温度変化にとても敏感で、比較的温暖な気候である九州であっても、ひよこの管理には細心の注意が必要である、と生産者さんたちは言います。それを北海道で安定的に続けていくことの難しさは容易に想像ができます。北海道十勝地方の環境で生産を叶えられる施設や飼育方法、技術開発などを経て、地鶏を出荷できる方法を築き上げ、やっと完成された地鶏。今では知見や努力の蓄積により出荷できるのが普通のことになりました。※冬季、鶏の生産はしていません
十勝地方 月別平均気温 参照元:Time-j.net 世界時計
生産者を代表して武田さん(十勝・新得フレッシュ地鶏事業協同組合 理事長)に聞いてみました
鶏の旨みを上げるには生育に掛ける時間も大きく要因するため、新得地鶏の飼育日数は、地鶏の規定日数を超えて、おいしくなる120日以上としています。すなわち一般的な鶏より2.5倍以上、餌代も人件費も掛かっているということです。広い土地での平飼いには放っておくようなイメージもあるかもしれませんが...強くて威張る個体は勝手にたくさんえさを食べるけど、弱い鶏には個別対応で給餌する、とか、一羽一羽に対しそういう手間をかけてやることが必要なのです。「平飼い」で質の良い鶏を出荷するということは、鶏の目線に合わせて地を這わないことには、鶏の変化には気づけないんです。
「やきとりスタンダード」はブロイラーの焼鳥がメインのお店だから、地鶏の串の値段を見るとびっくりするかもしれませんが、食べればその違いに驚くし、納得すると思うよ!
プレミアム食材「新得地鶏」の希少部位を気軽に楽しめるのは、生販直結だからこそ
新得地鶏は完成から12年経過しているものの、産地である北海道でもまだまだ知られていない食材です。新得地鶏の焼鳥は、当社では「やきとりスタンダード 帯広店」だけで味わっていただくことができます。
もっちりとしながら歯ごたえがあり、地鶏ならではの甘みあるジューシーな肉汁が特徴の「ふりそで」、よく動く首の筋肉のため身が締まり脂のノリもよい「せせり」、人気の「もも」の3種をご提供いたします。
生産者さんと連携しヒナから鶏を育て、加工し、お店で提供するまでを一貫して自社で行うエー・ピーカンパニーだからこそできる希少部位の安定供給と価格設定です。
【やきとりスタンダード】
"焼鳥のスタンダード"をつくる店を目指し、関東圏6店舗、帯広1店舗、計7店舗を展開しております。基本の焼鳥には若鶏を使用し、5本串の盛り合わせ「とりスタセット」580円(税別)など、おいしい焼鳥をリーズナブルにご提供しております。
<やきとりスタンダード 帯広店>
〒080-0011 北海道 帯広市 西1条南11-11-1 マルシンビル 1F 電話:0155-28-3833
営業時間 : 17時00分~24時00分(L.O.23時00分、ドリンクL.O.23時30分)
<商品情報>
新得地鶏焼鳥3種 各300円(税別)
提供期間:2018年9月20日(木)~
※震災の影響によりせせりの販売時期に遅れの生じる可能性があります
(左)ふりそで (中)せせり (右)もも