東日本大震災により世界3 大漁場の一つ「三陸」が壊滅的被害を受けただけでなく、燃料代の高騰や漁獲量・漁業生産額の減少、後継者不足など、漁業は多くの問題を抱えています。APカンパニーでは漁業全体の活性化を目指し、これまでの仕組みにとらわれずに、各地方の漁師と直結し流通をスリム化することで、高品質・高鮮度・低価格を実現。生産者と消費者の両方にメリットがある仕組みを構築しています。
また、2048 年には世界の水産資源が枯渇してしまうという問題も抱えるなか、漁場を守り、資源を保つことができるのも漁師。漁師直結だからこそ乱獲を防いで資源を守り、管理することが可能です。美味しいのに知名度の無さから価格が付かないため海洋投棄されていた未利用魚も、加工品に変えるなどしてすべてを利用します。将来の水産資源回復や魚食普及にも取り組む鮮魚専門居酒屋の1 号店となります。
自社漁船による定置網漁を7/10操業開始
【 宮崎県 須美江 APカンパニー社員漁師 松田康生 】 宮崎県の地鶏「みやざき地頭鶏」の生産者直結事業で2008年外食アワードを受賞したAPカンパニーが、ついに漁業へ進出します。自社漁船に乗船する3 人の乗組員はもちろん社員。自分たちで獲った魚を自分たちの店舗で販売します。
東京初上陸 南大東島の一本釣り天然生マグロ
【 沖縄県 南大東島 一本釣り漁師 菊池義郎氏 】 沖縄本島の約400 ?東方にある南大東島はマグロの好漁場ですが、人口わずか1300人の島内消費と沖縄本島の一部スーパー向けにしか出荷していないため、売り先がないので獲りたくても獲れないのが現状です。一本釣り漁師が船上で丁寧に血抜き・神経〆までした天然の国産生マグロを、空輸で初めて東京に流通させます。
宮崎の離島で今朝まで泳いでいた魚を夕方東京で
【 宮崎県 島野浦 定置網漁師 古谷哲啓氏 】築地にはその日の朝まで泳いでいた魚は存在していません。今年1 月11 日放送の『ガイアの夜明け』でも紹介された、日向灘と豊後水道がぶつかる日本有数の漁場「島野浦」でその日の朝獲れた魚を、その日のうちに店舗で提供する「DAYゼロ流通」で、"築地にはありえない鮮度"を実現しました。
鮮度が命 由比のその日の朝獲れ生シラス
【 静岡県 由比 船曳き網漁師 伊豆川氏 】シラスは仔魚で、未発達で脆弱な体組織のため漁獲後の鮮度低下が速いことから、生シラスとしての流通量は極めて少なく、都内でも新鮮な生しらすを食べられる店はほとんどありません。東京の店舗でも由井の浜で食べるような新鮮な生シラスを実現するため、その日の朝獲れたシラスを16 時には店着させる流通を構築しました。
独特の伝統漁で仕留められた希少性高い甘海老
【 鹿児島県 錦江湾 とんとこ漁師 梅本悟氏 】「とんとこ漁」という錦江湾独特の伝統漁で仕留められた希少性の高い甘海老「ナミクダヒゲエビ」は、少量しか獲れないため県外にはまず出回らず、地元や近隣でも知る人は少ないと言われています。通常は築地まで流通しないこの海老を、梅本さんから直接送ってもらうことで東京の店舗での提供が可能になりました。
<メニューの一例>
【左】 漁師直結 鮮魚の刺し盛り 七点盛り<一人前> 1380円・五点盛り<一人前> 1080円
【中】 鮮魚の原始焼き 980円より
【右】 炙り魚味噌と季節の生野菜 780円
【左】 燻製鯖のポテトサラダ 580円
【中】 漁師の鮮魚旨煮混ぜご飯 880円
【右】 醸し人九平次の酒粕ジェラート 480円
四十八漁場 五反田店
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